看護師として患者やスタッフの育成を15年実践してきた
職場のコミュニケーション解決セラピー
セラピストの高橋晶子です
さて、皆さんは
自分に対して、または、相手に対して
「~すべき」
このように考えていること
ありますか?
「報告・連絡・相談は部下がすべき」
「人に頼る前に、自分でやるべき」
「上司は部下を思いやるべき」
「仕事は完璧にすべき」
「ルールは守るべき」
など
いかがでしょうか?
「~すべき」
と思っていることは
仕事をしていく上で
「絶対必要!!」
と思っているかもしれませんが...
実は
「~すべき」という考え方が
ストレスを引き起こし
対人関係のトラブルをも引き起こす
そんな原因になっているのです
本当に?
なんで?
と思う方もいますよね
その理由は
後ほど説明しますが...
その前に!!
「~すべき」
という考え方を
どうするのがいいの?
というのが気になりませんか?
それはですね...
「~した方が良いが、そうできないこともある」
このような考え方をすることです
つまり
白黒はっきりつける考え方ではなく
グレーを許す考え方にする
ということですね
さて
「~すべき」
「~した方が良いが、そうできないこともある」
この考え方の違いは
このような差となって現れます
① 許容範囲が狭いか広いかによる
「ストレスの感じ方の違い」
② 視野が狭いか広いかによる
「問題解決能力の違い」
③ 他の考えも認めるか拒むかによる
「人間関係の円滑さの違い」
「~すべき」
という考え方が
①ストレス
②問題解決能力
③人間関係
にどのように影響してくるか
具体的な例を挙げてみますね
例えば
「報告・連絡・相談は部下がすべき」
このように考えていると
このようなことが起こりやすくなります
まずは
「部下が報告・連絡・相談をしてこない」
そのたびに
イライラすることになり
ストレスが溜まりますよね
報告・連絡・相談をしない部下に
問題を集中しやすくなるので
部下に対する不満が高まり
仕事も円滑に進まなくなります
次に
業務が円滑に進まない
といった問題が発生すると
「部下がやるべきことをやっていないから
上手くいかない」
「報告・連絡・相談するように言っているのに
部下が変わらないからダメなんだ」
「自分はやるべきことはやっている
これ以上、やりようがない」
こんな風に思えてきます
しかし、実は...
解決策が
部下に報告・連絡・相談させること
これだけしか考えられていない
他の選択肢に目が向けられていない
という場合がほとんどです
こうなると
問題解決が困難になっていきます
そして最後に
業務が円滑に進まない状況をどうするか
皆で考えようとなった時に
「報告・連絡・相談は部下がすべき」
という考え方ではない人と
意見が衝突しやすくなります
具体的には
「部下が報告できないこともあるなら
その他の方法を考えよう」
といった意見が出た時に
「部下がやるべきことをやらないのが問題
これを解決するのが先決
自分はやる必要がない」
このような意見を言ってしまいがちです
こうなると
話し合いが進まないんですよね...
こういったやり取りがきっかけで
「周りの人は
自分の意見をわかってくれない」
と孤独感を感じるようになったり
周りの人が
人の意見を聴かない人
問題解決に協力してくれない人
自分勝手な人
頭の固い人
と思ったりすることで
対人関係が悪化してしまうわけです
どうですか?
少しイメージがつきましたか?
そして
こういった状況を避けてくれるのが
「~した方が良いが、そうできないこともある」
グレーを許すような考え方です
「人に頼る前に、自分でやるべき」
↓
自分がやる前に人に頼む
こういう選択肢もある
「上司は部下を思いやるべき」
↓
上司も余裕がなければ
部下を思いやれないこともある
「仕事は完璧にすべき」
↓
仕事は完璧にできたら良いけど
できないこともある
「ルールは守るべき」
↓
ルールや決まりは守った方が良いけど
守れない場合もある
こんな風に
{~すべき}という考え方を
少し緩めるだけでも
自分の心に余裕ができ
自分にも他人にも
ちょっぴり寛容になれます
そうすると
ストレスや対人関係のトラブルを
減らすことができますよ
職場のコミュニケーション改善には
自分自身への気づきと
自分から変わろうとすること
この2つが欠かせません
「~すべき」という考え方から解放されて
ストレスや対人関係のトラブルを減らしたい
という方は
お越しくださいね
★★★★ ★★★★
ギスギスしていた原因がはっきりし
自分も周りも働きやすい環境が整ってくる
看護師として患者やスタッフの育成を15年実践してきた
職場のコミュニケーション解決セラピー
高橋晶子